トレンデレンブルグ歩行は本当に中殿筋が弱いだけなのか?
なぜ股関節安定性や歩行は「筋力だけ」の問題では説明できないのか
「トレンデレンブルグ歩行ですね。」
「中殿筋を鍛えましょう。」
運動指導やリハビリの現場では、半ば当たり前のように行われるやり取りである。
もちろん、この考え方が完全に間違っているとは思わない。
実際、中殿筋の筋力低下や股関節外転筋群の機能低下によって骨盤の支持性が低下し、トレンデレンブルグ歩行が出現するケースは存在する。
しかし私は、この説明だけでは現場の多くの現象を説明できないと考えている。
なぜなら、
中殿筋を鍛えても歩行が変わらない人がいる。
逆に、
筋力トレーニングをしていないのに歩行が改善する人もいる。
さらに、
眼球運動や前庭刺激、足底感覚への介入、呼吸の改善だけで立脚時の安定性が変化するケースも珍しくない。
もし歩行が本当に筋力だけで決まるなら、このような現象は説明できない。
では、何が起きているのか。
その答えは、